欧州建築行脚1人旅 渡航前編 島根 なぜ「旅」に出るのか
6月12日日曜日。
今日から2ヶ月、建築行脚の旅へ出る。
「旅」は昔から好きだ。
自分の気持ちのおもむくまま、自分の足だけを頼りに、進んでいく。なぜかわからないけど、「旅行」じゃなくて「旅」がいい。「自由」を表現している気がする。力強さを感じる。響きもいい。シンプルさがいい。決して楽じゃぁないんだけれど、このシンプルでかっこいい「自由」をつかむために必死で生きていく、その生き方みたいなものに憧れているのかもしれない。
なぜ「旅」に出るのか。
文化を知る、非日常を味わう、自分の知らないものにたくさん出会う。本当に予想できない出来事が次々と舞い込んできて、いろんな感情がうごめく。時に危険に晒されるかもしれない。時に何もかもうまくいかずに絶望するかもしれない。けれど、「感動」は辛さを跳ね除け乗り越えられた時にいちばん大きくなって訪れる。「ドラマ」だ。いろんな経験が新しい「自分」を作り上げていく。この感覚がとても気持ちいい。だから僕は「旅」に出る。
今回の建築行脚のテーマは2つある。
1、ル・コルビュジエの源流と作品を辿り、彼の建築家としての生き様を身体に染み込ませる
2、西洋建築の圧倒的なスケール、世界観、そこから垣間見える人々の生活風景を感じる
訪れる国を挙げると、
フランス、スイス、イタリア、ギリシャ、トルコ。
都市にしてみると、
パリ、リヨン、マルセイユ、カップ・マルタン、ルフェルン、ラ・ショード・フォン、ジュネーブ、チューリッヒ、フィレンツェ、シエナ、ローマ、ナポリ、パトラス、アテナ、ブルサ、イスタンブール、等々
ル・コルビュジエは「東方への旅」で欧州各国を巡っている。今回はそのハーフver.
ル・コルビュジエを通して建築を身体に刻み込んでいく。
ここまでは真面目に建築のはなし。
建築だけじゃなく、裏テーマもたてていく。
- グローバルな友達つくって、馬鹿騒ぎして、頭の中をグローバルに染めていく
- 食べもの(できれば自炊で)、お酒、音楽、芸術など、現地の生活に入り込んでいく
そして日本に帰った時
「たいせー、一瞬フランス人かと思った」
って言われるくらいのオーラをまとって帰る笑
そんな旅にしていきたい。
昨夜から今朝にかけて、徹夜で麻雀を決め込んで、なかなかいい滑り出し。
ほぼオールで準備。研究室のみんなに見送ってもらい、もっくん・李さんに駅まで送ってもらった。
夜行バス「ウィラーエクスプレス」でまずは東京へ!行ってきます!!