論文は料理のレシピ
6月3日金曜日。
午前、千代先生による論文の作法講義。改めて論文の書き方、研究の取り組み方の基礎を学べて良かった。論文を料理のレシピに例えたわかりやすい説明。
料理の材料(対象)を変えたり、調理方法(研究の方法)を変えたりして、今までにない、みんなが食べたいと思える(学術的価値のある)料理のレシピをつくる(論文を書く)。これまで自分が行ってきた研究は材料(対象)を変えることでしか調理できていなかった。なかなか調理方法(研究の方法)でオリジナリティを出すのは難しいけど、今後も頑張っていこうと思う。
正午、菊竹ゼミ。菊竹の海上都市計画について。菊竹は1961年まで、海上計画を陸から独立したものとして、海上で人間はどのように暮らすことができるのかについて探究する。1961年の江東区の計画以降は陸と海上の相互関係を考えながら既存の都市についてアプローチしていく。初期のパース、図面には既存の土地についての記載がないのに対して、この計画を境に既存の風景や地図をコラージュして表現しているのが印象深かった。
午後、原事務所バイト。サンプル取り寄せの作業と、美容室で家具の取り付け。コンパクトでかわいい美容室だった。木の温もりから、明るく過ごしやすい美容室になっているなぁと感じた。この小さな美容室で、シンプルに思えても、かなりの気遣いがされているはず。簡単ではないプロポーションの調整とかバランス感覚がすごいなぁと感じる。本当に「心地よい」空間だった。農村に開けたまどからの光もやさしくて良かった。
帰り際、バイト給料と一緒にヨーロッパ旅行の餞別を頂いた。本当に嬉しかった。原さんのあたたかさ優しさを噛み締めて飛び立ちます。いろんなもの吸収して、経験して、成長して帰ってきます。ヨーロッパに発つ日がだんだんと近くなってきて、ワクワクが高まってきた。がんばろう。