欧州建築行脚64-65 ギリシャ エーゲ海 / クレタ島
8月15日月曜日
デルフィに行く予定が、バスが取れなかったせいで1日フリーに。アテネでゆっくり過ごす。いつものカフェでグリークコーヒーを飲んで朝飯をすました後、溜めまくっていたブログを更新、昼飯にギュロスを食べ、夜にもギュロスを食べる。うますぎてギリシャに来て軽く10ギュロスは食べてる。
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お土産屋を回って、岩見とお別れ。岩見は北欧ストックホルム、自分はギリシャのクレタ島へ。次会うのは日本。さらば。
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フェリー乗り場のあるピレウスへ。今夜はエーゲ海、フェリーで一夜を過ごす。相変わらず海の上は気持ちいい。おやすみ、、。
8月16日火曜日
6時起床。ほんのり空が明るくなっているのを見て、デッキに出る。日の出。やっぱり地球の作り出す景色には敵わないなぁ。
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クノッソス宮殿
朝ご飯を街の広場近くのカフェで済まし、夕方出発予定のフェリー発着場、シティアまでのバスチケットを購入。その後シティバスにのってクノッソスへ。
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クノッソス宮殿はボリュームの積み上げ方が面白いなぁと感じる。ほとんど原型をとどめていなくてわかりにくかったが、単純な幾何学をのせていって全体を作っている感じ。アテネのような細かい装飾はないし、基本的に短形の積み上げでできている。イタリアの合理主義建築を少し思い出したが、昔は建築のエレメント自体は単純でも、全体の建築は迷宮と言われたほど複雑だったようだ。
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色彩は面白かった。少し霞みがかった赤の柱、黒く塗られた柱頭。独特な色合い。テキスタイルに似た感覚を抱く。
考古学博物館
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遺跡見学とハッピーセットでついてくるのが考古学博物館。クノッソス宮殿の模型を発見。迷宮とは知っていたが、とんでもない迫力。吹き抜けの作り方、コリドーの作り方、階段の作り方、外部空間の作り方。全てが最も古いはずなのに、新しく感じる。現代のビル建築のように見えるし、コンプレックスのようにも見える。古代に学ぶものは多い。
バスからフェリーへ
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シティア行きのバスに乗り込む。ガイドブックを見てたら2時間半くらいで着きそうな雰囲気だったから何も考えずに13時発のチケットを購入していた。しかし16時になっても全く着きそうな雰囲気はなく、16時50分発のフェリーに乗り込めるのか途中から不安で何も考えられなくなる。Google mapと睨めっこしながら結局バス停に着いたのは16時35分。フェリーは出発1時間前には着いておいてくださいと書いてるのにあと15分で出港してしまうというハザードランプ点滅状態。しかもフェリー乗り場までのバスはなく、バス停から徒歩で16分かかるという間に合わない計算。
タクシーを探して乗り込んで急いでくれとせかしてなんとか7分前に到着。だが着いたらフェリーが2台止まっていて、乗り込むための可動式道路が動いている!あぁ間に合わなかった!!搭乗が終わってしまった!!と思ってダッシュでなんとかしてもらおうと走り込んだらポリスに怒られた。よくよく見たらフェリーも今来たところで可動式道路を港につけているところ。calm dawn!と自分に言い聞かせ、無事搭乗完了。なんとかロードス島に行けそうだ。余裕を持って行動しなければと常々思っているんだけどなかなかうまくいかないものだ。
焦りが7割くらいを占めていたバスだけど、クレタ島の景色はなかなかよかった。
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フェリー
人なんかちっぽけだ。大地、海、山、島々のスケールの大きさといえばもう。人間が3000年とかいう短い期間で都合よく自分達の住処を作ってきたことを知らされる。
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それと人間だけじゃないことも。人中心に生きてるけど、地球は生命の宝庫だったはず。普段見ていないけど地球はいろんな生き物みんなの住処なんだ。
星が綺麗。昔はもっと身近な存在だったんだろうな。