欧州建築行脚61 ギリシャ ミケーネ/ エピダウロスフェスティバル
8月12日金曜日
今日明日と岩見と行動を共にする。8時のバスに駆け込み乗車して、ミケーネへと向かう。ミケナイで下車、朝ご飯をローカルレストランで食べタクシーを捕まえていざ、ミケーネ遺跡へ。
ミケーネ遺跡
ミケーネはギリシャの遺跡の中でも最初期の遺跡。初期古代ギリシャの粗々しい迫力を感じる。カタコンベを見た時にも思ったが、やっぱり時代を遡るごとに構造体としての強さが建築に現れる。獅子門はミケーネ遺跡の砦として、他の建築物よりも石の積み方、大きさ、厚さから全てのスケールが大きくなっていて、威厳を持って立ち現れていた。
地下にシスターンという謎の空間が存在。墓地か、宝物庫か。この地下空間へのアプローチの構造体に度肝を抜かれる。アーチではない、ただ構造としてはアーチの荷重の掛け方と原理は同じ。これを手探り、手作りで完成させてしまったんだろうか。
少し離れた場所の宝物館へ歩く。古墳のような空間に没入。
ナフブリオン
タクシーでナフブリオンへ。昼飯にギュロピタとビール。今日は節約という言葉を忘れて食い倒す。
パラミディの城跡
城に登る。不落の城として有名だったらしい要塞。階段を登る途中、顔を真っ赤にしながら今にも死にそうな顔をして降りてくる人たちを見てビビりながら登る。
登ればそこは造形の暴力。空間構成は読めないし、全く当時の状況も読めなかったけど、幾何学的な平面の中に壁やらアーチやらスロープやら、とにかくいろんなエレメントが組み合わさってできていた。大地との接続も強く、崖と壁、植物が一体となった壮大な建築。
アテネ-エピダウロスフェスティバルatエピダウロス劇場
晩ごはん。節約という言葉を忘れてるからギリシャ料理をもれなく堪能。今宵はシーフードを味わう。
バスに乗りエピダウロスへ。古代ギリシャのド迫力のスタジアムが待ち構える。アテネ-エピダウロスフェスティバルという、隔年で古代劇場の場所を変え、そこを舞台にギリシャ演劇が行われるという、夏限定のなんとも贅沢な演劇を鑑賞。
ギリシャ語で英語字幕も字が小さくて見えず内容はわからなかったけど、ダンスを交えた構成で、神話を舞台にしたストーリー。スタジアムの全員がステージ全体を見ることができる超合理的な設計と生声が最後列でも聞こえる音響に驚く。古代に光がどのように扱われていたのかはわからなかったけど、ステージの床面が明るく照らされた、熱狂を生む演出になっていた。
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