欧州建築行脚46 ローマ サンタ・マリア・マッジョーレ

7月28日木曜日。

ローマ2日目。今日は多くは回らずに、ゆっくりした1日を過ごす。

カフェ

宿で仲良くなったブラジル人フェリペに誘われ、ヨーロッパ上陸後初となるカフェへカプチーノを飲みに行く。ヨーロッパはコーヒー文化が浸透していて安くてクオリティの高い味が楽しめる。

旅行中のハプニングの話になって、財布を盗まれた話をすると、フェリペはさらに携帯ごとカバンを盗まれたことがあると言っていた。本当にスリの文化?だけは腹が立ってしょうがない。

サンタ・マリア・マッジョーレ

現存する数少ない初期キリスト教建築。バシリカの形式が綺麗に残っている。身廊は非常に広い空間で、イオニア式の柱頭によるアーチのない教会は、どこか威厳ある、しかし派手すぎない(もちろん派手だけど)感じがした。

初期キリスト教建築は、教会堂というビルディングタイプを建設するため、古代ローマのフォルムからバシリカという形式を借りてきているという。もともとギリシャの神殿などに用いられていた形式が発展してローマの集会所に使われ、その後キリストの教会堂として発展。いろんなビルディングタイプとして用いられた歴史はあるが、どれも儀式を行う場所であったことは共通している。特別な場所を演出するために作られた空間。特別さのためにどうしてこの形になったのか、自分の中で謎は深まっていく。

ただ、空間形式が共通していても、用途は変えることができる、そんな建築が今も昔も求められている気がする。それが建築の強さであり、建築のあるべき姿。

晩酌

スーパーでいつも通り小売りされてる安いピザを探して購入。そしてハイネケンを一本だけ追加。宿に持ち帰って楽しむ。

ローマの休日

宿で映画「Roman Holiday ローマの休日」を視聴。ローマの予習を兼ねて、少し休憩。シンプルなストーリーとシンプルな英語でわかりやすいいい映画。

夜の街ローマ

映画終わりにフェリペに飲みにいかないかと誘われる。さっき1人で飲んだけど、今夜は予定もなかったし、飲み屋を1人で歩くのもなぁと思ってたからすかさずノった。フェリペの友達とも合流して、地元イタリアーノと飲んだり。ローマは2時くらいまでだいたいの飲み屋が空いていて、夜もかなり賑やか。ブラジルの濃い話も聞けたし、楽しい夜を過ごせた。

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