欧州建築行脚30 リヨン ローマ劇場/国際都市/ブルボン
7月12日火曜日。
今日はリヨンの街を歩き、レンゾピアノの建築を見て、アヴィニョンへ移動。
ノートルダム大聖堂
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装飾。豪華。けどベルサイユ宮殿のようなキンキラキンとは違う。少し緑がかった色彩が入っていて、独自の満足感が強かった。
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ミサに参加。宗教はやっぱりわからないけど、歌声の響きはいい。
ローマ劇場
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変わらない劇場形態。ローマから生き続ける石の壁が今も使われているという衝撃。2000年以上時を超えた建築。長く生きる建築とはなんだろう。長く生きる素材とはなんだろう。こんなにもう長く使われ続ける建築って、今も作れるんだろうか。歴史に刻まれる建築を作ってみたい。
リヨン・オペラ座
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ジャンヌーベル改修によるオペラ座。中には入れなかった。外観は中世のファサードに、黒い円筒形の屋根が建てられていてコントラストがいい。内部はジャンヌーベルらしい、ハイテックな空間が挿入され、仕上がっていた。
ジャンヌーベルのハイテック建築はファサードを歴史的な街並みに合わせればなんでも新旧の対比でいい建築になるんじゃないか?とさえ思った。
国際都市
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レンゾピアノによる大規模な複合文化施設。2つのボリュームの真ん中に半透明の屋根(材料わからん)がかけられていて、それが1キロにも及ぶ長い空間。気持ちのいい半屋外空間が広がる。ガラスで仕切られた室内もある。室内ににいながら建物のボリュームは内外おんなじように続いているから不思議な感覚。ガラスの庇によるファサードもカッコいい。
電車キャンセル
今日はアヴィニョンを見てから今晩泊まらせてもらう岩見家で知り合った友達、しずかの家に行く。アヴィニョンを2時間程度見てから行こうと思ってたのに、予定の電車がキャンセル。一本早い電車に乗らなければいけなくなった。アヴィニョンを10分だけチラ見して電車に乗る。
バスキャンセル
そこからバスで家に向かおうとしていた。そしたら今度はバスが来ない。1時間経っても2時間経っても来なくて、結局友達とそのファミリーが迎えに来てくれる。
ブルボンの街と城壁
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村に城壁が残っている。街も静かできれい。城壁を案内してもらって、絶好の景色を眺めながらボーっとする。崖っぷちにある城壁は日本の城とはまた違って、岩のゴツゴツした大地と不規則に絡みあいながら建っている。気持ち良かった。
もてなし
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晩ごはん。チーズやら生ハムやらをふんだんに使った料理を頂く。毎日格安サンドイッチを食べ続けている自分に、かなり豪華な食事。ワインを飲んでリラックスし、最高のもてなしを受けた1日だった。