欧州建築行脚28 フィルミニ サンピエール教会/青年文化の家/ユニテ・ダビタシオン
7月11日月曜日。
リヨンから1時間半、電車に揺られて辿り着くフィルミニという街。
フィルミニの教会堂
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天から降り注ぐ光。
輝く星座のよう。
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揺れる太陽光。
さまざまな線が入り混じり、壮大なメロディーを奏でている。
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ダイナミックな曲線礼拝席。
綺麗に丸め込まれた木の椅子とコンクリートの壁が、光を取り囲むように、力強く、丁寧に、カーブを描いている。
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赤、青、黄、緑。
下から光となって差し込み、4色が溶け合う幻想的風景。
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カラフルな光が自分達の目元付近を照らすことで落ち着いた空間を作り出し、その空間に入った人は真上の星の光を安心して眺められる。
論理的に説明できるような言葉が見つからない。とにかくずっとこの場に居続けられるような空間だった。
文化の家
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コルビュジェの造形にハマってきた。飛び出たような廊下、浮いてるかのような階段、その下に備え付けられたシャープな机。メチャクチャしびれた。
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スタジアム(競技場)に張り出すように鉄骨で引っ張られた壁が傾いている。おそらく、観戦できるようにするためだろう。敷地の岩のような石と絡まって、カッコいい。
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スタジアムもカッコよかった。屋根が吊られているように作られている。スタジアムは本来入れないけど、青年文化の家の立ち入り禁止の文字を見てないフリして乗り越え「強行突破」。誰もいない競技場を1人で一周して無事帰還。(ザルだった)
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ユニテ・ダビタシオン
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ロジアがいい。それぞれの家に庭がある。しかもメゾネットだから広々としている。ただのマンションの庭ではない。そんなにマンションとかと変わんないだろうと思ってたけど、一つのまとまったファサードとして”Unite 統一”されている。
ガイドツアーが曜日合わずに取れなかったので、こちらも取り敢えず侵入作戦。玄関は開いていて、エレベーターを上り、共用廊下だけ見ることができた。
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これだけの荷重をピロティのコンクリート柱だけで支えていると思うと、少し怖くなってくる。けど空間としては気持ちよく、子どもが走り回って楽しそうに遊んでいた。
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