欧州建築行脚24 スイス ヴィトラ・デザイン・キャンパス
7月7日木曜日。
今日はヴィトラ・デザインミュージアムに。朝、紅茶を入れてもらって、優雅な朝食を済ませる。ミュージアムまで1時間以上かけてバスで行こうと思ってたら、ホストが車で行くと近いからと言って朝送ってくれた。国境を跨いでいるから、バスだと遠周りしないと行けなくなってるんだと。本当に親切で、楽しい一泊だった。
ヴィトラ・デザインミュージアム
プラスチックの展覧会
地球という歴史の中に自分達は生きている。大地、微生物、いろんな生命体で溢れる世の中で、人間の営みは確実に地球を変えている。そんなことを再び考えさせるような展覧会だった。
ガイドツアー
ガイドツアーでしか入れないところがあるのでツアーを購入。と、そこに日本人らしき人が現れた!恐る恐る日本人ですか?って聞いてみたらなんとパリのラヴィレット校に交換留学中の岩見の友達ともう1人九大の先輩。ほんとにすごい偶然。
今回も当然英語のツアー。だけど、今日はけっこう聞き取れた。ゆっくり話してくれていたのは確かだけど、エアビーの民泊で喋り続けてたから耳が慣れたか?ちょっとテンション上がりながらいろんな建築を案内してもらう。
感動したのは安藤忠雄の会議オフィス、篠原一男のアンブレラハウス、ヘルツォークのヴィトラハウス。けっこう日本の建築家の占める割合が多く、知名度も高い。他にSanaaもあった。また、フランク・ゲーリーの作品もある。
安藤忠雄は単純な幾何学の組み合わせで、多様な空間を作り出すのが本当に天才的だと思う。相変わらず感動させられた。
ヘルツォークのヴィトラハウスも家のボリュームを積み上げたわかりやすい構成。しかし、ボリュームが重なり合う部分の空間は本当に多様。さらにこの複雑な空間の中、動線は一筆書きのようになっていてしっかりしている。
ヴィトラを見終わった後は明日朝からル・コルビュジェの処女作を見るためラ・ショード・フォンへ。明日は今日出会った先輩2人とローザンヌで合流することになった。旅はこういう一期一会が面白いほどつながっていくから面白い。