欧州建築行脚⑥ フランス建築博物館/ヴェルサイユ宮殿
6月20日日曜日。
フランス建築博物館
午前、マルセイユのユニテ・ダビタシオンの原寸大模型が展示されていると聞き、エッフェル塔の向かいにあるシャイヨー宮の中にあるフランス建築博物館へ。
マルセイユのユニテ。室内は想像以上にカラフルで、広々としていて、ランプの色のせいかコルビュジェにしては温かい空間だなとおもった。
部屋の中を家具で区切るのはコルビュジェならではかもしれない。コルビュジェにとって収納は重要で、これによって生活に調和をもたらすとしている。家具で空間を区切ると、部屋は部屋として広く認識しつつも、場所は使い分けられる。一つの空間に「浮いた」ような配置のさせ方。
メゾネット。一階と2階の見え方が全然違う。一階は結構天井が高く広々としている。2階からの景色は、部屋の中でレイヤーが2枚重なっていて、さらにその奥にテラス、遠景が広がる。外部空間までの空間レイヤーが非常に多彩。天井高がそんなに高くないから全然落ち着くし、水平方向に広々と空間がとられていてむしろ開放的で気持ちいい。これがもし水平垂直の広がりが逆だったら、過ごしにくくてしょうがないだろう。
天心vs武尊
今日は歴史的一戦、那須川天心と武尊のマッチ。楽しみにしてたけどフランスにいると視聴できないことがわかり、落ち込んでいた最中、日本の友達がLINEで中継してくれるという神プレイ。ユニテの原寸大模型の中で試聴する。
結果は那須川天心の勝利。キックボクシング無敗で卒業し、ボクシングへ転向。感動した。泣きそうになった。刺激をもらったし、元気ももらった。本当に立派な人達だと思う。2人に拍手を送りたい。
ヴェルサイユ宮殿、庭園
豪華絢爛。どこもかしこもキンキラキン。ルイ14世はどんな生活をしてたんだ。絵画、装飾、家具、建築全てに尋常じゃない熱量が注がれている。王が素通りするしかないようなところばかりだろうに、権威を主張するのは大変だなぁとも思った。
初のフランス式庭園を訪問。小さな町ができる規模の広さ。湖が十字形に掘られていて日本では見ることのできない森林の風景が広がっていた。水辺にはキャッチボールする人達や、日向ぼっこする人たち、イチャイチャする人たちも。なかなか楽しい風景だった。
餃子パーティー
今日は岩見の友達の家で餃子パーティー。しずかとウィリアムが迎えてくれた。カウチサーフィンという多国籍と交流するための宿泊サービスアプリで知り合った人たちらしい。ここでも英語の稚拙さを痛感するが、飲みながら異文化にふれられて楽しかった。