欧州建築行脚① 東京→ドバイ→パリ

6月14日火曜日。

今日から2ヶ月間の建築行脚に出掛ける。
毎日ブログ更新を目標に旅の情報を発信しつつ、自分でも思考を深めていこうと思う。

旅程

東京からパリまで、ドバイを経由していく。
東京22:30発、ドバイ4:20着。東京-ドバイの時差は5時間。フライト時間11時間。
ドバイはどこかというと、サウジアラビアの横のアラブ首長国連邦のキャピタル。

その後ドバイ空港で4時間過ごし、ドバイ8:20発、パリ13:30着。ドバイ-パリの時差は2時間。フライト時間は5時間。

全部合わせると20時間超えの長旅。

ドバイ行きの機内
飛行機の座席は窓側。隣の席に黒人男性。そのまた隣は多分日本人。けっこう飛行機内はみんな Hi!とか言ってフランク。自分も軽く挨拶して席に着く。

“Why are you going to Dubai?”
隣の男性が話しかけてきてくれた。
“My final destination is Paris, and Dubai is transition.”
拙なすきる英語で応答。

話しかけてくれたのはイラン出身のOmid。
建築を見にヨーロッパへ行くこと、予定はあまり決めてないこと、お金の話、アルバイトの話、友だちの話、家族の話、恋愛の話など、いろいろ盛り上がった。

話してから3時間くらいして、急にOmidの口から日本語が飛び出す。What?? 日本語喋れるの??笑
実は日本人とイラン人のハーフたったらしい。Unbelievable!!でも自分の拙い英語を鍛えるために、なかなか捗らない英会話に付き合ってくれた。

彼の仕事はtrader。たしかmoney management と言っていた。日本とイランを行ったり来たりして過ごしてるそうで、日本ではファミマでバイトしてるという!国民の95%はムスリムで、Omidも家族がそうだから自分も神様を信じているという。日本はそこまでしっかりと神様を信じている人は少ないけど、1番大事なのはgood personであることだ!って熱弁してた。彼女はイランにいるらしく、しかも建築の学生。彼女の作品とか見せてもらったけどこれがなかなかのクオリティの高さ。Omidは22歳らしく、年下だというのにまずびっくりしたが、話してて感じたのは、結構将来のこととか真面目に考えて動いているということ。日本では将来の選択が迫られた時、やりたいことを選ぶか、妥協してお金を選ぶかみたいな2択の話が多い気がするけど、当たり前のように両方大事でしょみたいな雰囲気を感じた。

機内食
機内食が2回出てきた。1回目は日本時間の0:30にビーフのハンバーグステーキ。

2回目はドバイ時間の2:00にオムレツ(日本時間なら7時)。

時差ボケ解消のために遅めの晩ご飯かと思いきや、フツーに日本時間で朝ご飯を出してくる。出てくる時間とスパンがキツすぎて、もはや何ご飯なのかもわからない。味はフツー。正直1回でよかったな、、寝たい、、。

ドバイ国際空港
ドバイに到着。ドバイ空港はなかなかカッコいい。

ガラスにはアラブっぽい模様が入っている。模様が歴史を紡いでいるのは面白い。日本では瓦に彫られる家紋くらいだろうか。そこまで模様がメジャーではないけど、模様には生活を彩る才能があると思う。エスニックと言われれば模様入り絨毯を思い浮かべるくらい生活に根付いた良き文化だ。
構造はおそらくシェル構造。ここ2日で曲線の力強さに惚れている。自分の造形力のない頭がだんだんと柔らかくなってきている気がする。

パリ行き機内
今回のお隣さんはフランス人カップル。相変わらず挨拶は結構フランクだけど、みんな映画を見ててそんなに交流はしていない。

ドバイ上空の景色が圧巻。

建物が均一に並べられて、かなりはっきりした町割り。東京とまるで違う。スペインなんかも均一な都市空間になっていると思うけど、ここはまた違った雰囲気を醸し出している。全てが計算され尽くしたようなギチギチな計画プラン。ル・コルビュジエのパリ改造計画にも通じる、近代の都市計画のようにも見える。
にしても、飛行機から都市を眺めると、こんなにも図面で描いた通りの風景になるのか。

パリ シャルル・ド・ゴール国際空港
空港で両替をしてからnavigo という私鉄乗り放題のICカードを購入。そのために証明写真が必要らしく、これがかなりと長蛇の列。結局2時間くらい並んで、ゲット。証明写真の機械にクレジットカーがなかなか通らず、機械の使い方も分からず、めちゃくちゃ後ろのお兄さんに助けてもらう。

Sim カード購入
データ通信を復旧させるために、すすめてもらったfree SIM を購入。店舗で購入しようとするが言語の壁。英語が通じない。
けど自分が日本人だということがわかると、めちゃめちゃテンション上がっていた。フランス人にとって日本は特別らしい。

岩見宅へ

パリ風景

フランス滞在時は、高校・予備校時代の友達で、パリで留学している岩見に泊めさせてもらえることに。
バスに乗って行く。Googleで調べた通りのバスに乗った。と思ったら急にMAPの経路から離れて行く。逆方向に乗っていた。気を取り直してもう一度引き返す。

家はパリのど真ん中、パリらしい伝統的なスタイルの家。
今回岩見が友達を呼んでくれて、ホームパーティーを開いてくれた。カレー、ワイン、生ハム、チーズ、ズッキーニ。フランスの食事を囲んでいろんな話を聞かせてもらう。建築の先輩、ボザールに通う先輩、フランス人と付き合ってる外大の後輩。話のスケールがみんなデカすぎて、面白すぎて、ビビった。自分のもってる話がちっぽけすぎて、正直萎縮した。本当にいろんな人生経験を持ってる人たち。みんな何かを成し遂げたいと思ってる。この旅で自分も人間としてもっと成長しなければならない。全力で楽しんで、全力で学ぶ。

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