スタジオカナさん住宅見学 すべては気持ちのいい空間を作るために

5月30日月曜日。

午前、Aゼミ。カップマルタンのスケッチ敷地プロット、計画案のアクソメ作成の打ち合わせと今後の方向性決め。8月の修論中間発表のために、卒論と修士でやってきた活動をまとめる。

午後、スタジオカナさんの住宅を拝見する。キャンプ好きな5人家族のための家。ハンモックや、BBQできる庭など、いろんなところにアウトドア要素が散りばめられていた。住宅地だけれど、自然が望める敷地で、リビングの景色は庭の緑が引き込まれてとても心地よかった。明るい色の木が多く使われていて、明るい室内空間が演出されている。

天井高の違いによる、空間の感じ方の違いが大きく、一つの大きな発見。おおよそ150ずつの天井高の違いで解放感が全く違う。2450の空間はかなり広々とした印象だった。

子供部屋は落書きや工作等、壁で何をしても大丈夫なように構造用合板でつくられていた。大人になってから仕上げを行えば、綺麗になる。統一感を出すため、1820より上のラインだけ、初めから仕上げが塗られていた。納得。

ヨーロッパ周遊話を少しお聞きした。建築は勉強すればするほどいろんなものが見えてくるけど、一番大事なのはその空間が気持ちいいのかどうか。ディテールとかいろんな話はあるけれど、全ては気持ちのいい空間を作るためにある。建築の中に入ったときに、良いと思える空間があるかどうか。学生の旅行では、自分にとって良い空間を見つけにいくのがいいとアドバイス頂いた。

おそらく、この気持ちのいい空間を作るために、本当にいろんな知識経験が必要で、それを人生かけて勉強していくんだろうなと感じた。

そしてやっぱりコルビュジエは刺激的らしい。ラ・トゥーレット、フィルミニ、マルセイユはよかったとおっしゃっていた。本当にこれからの旅行が楽しみだ。奨学金も全てはたいて行ったとおっしゃっていた。自分に出せるカードはすべて切って学んでいくという姿勢、大事だな。

Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です