「装飾」の発生理由

5月25日水曜日。

午前、意匠特論で「我々は人間なのか」輪読。今回は装飾に関する話。13万年前に装飾ビーズが発見された。人間はこの「装飾」によって自身や集団のアイデンティティを確立し、「人間をリ・デザイン」した、といった内容。

そもそも装飾がなぜ生まれたのかについて疑問が浮かんだ。考えられる理由は2つだという。一つは共同体意識を高め、種の強化をはかるため。もう一つは道具としてモノを残すことで、社会の永続性を保持するため。
どちらも人間が意識的に行ってることではないけど、種の存続から考えると、私たちは知らぬ間に種のために生きていることになる。これが本能というやつか。

午後、研究。カップマルタンの計画の住戸タイプの全てをモデル化し並べた。並べてみると、コルビュジエは必ず、研究され尽くしたテーマに沿って着実に形を変えていっていることがわかる。決して無意味な思いつきのスタディは存在せず、目標がはっきりしていると感じた。

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