残り1年弱の修士生活
5月24日火曜日。
午前、旅行準備。国際学生証、ユースホステル会員証の申込。ロンシャンの礼拝堂は今年から工事だと。旅行の目玉の全貌が見れないのは残念。
午後、ル・コルビュジエのカップ・マルタン図面整理。図面とスケッチの年代を整理していくと、建築の立ち上がり方が見えてきて面白い。図面数が多く、予定よりも3日以上の遅れ。さらにこれを3Dモデルへ変換していくが、この作業が厄介。なかなかうまくいかない。
夜、研究室で麻雀研究会、通称「Bゼミ」が発足。なかなか覚えることが多くて、めちゃくちゃ頭使うし、難しい。けれど、麻雀で徹夜する人たちの気持ちがわかってきた。
後輩が「建築学生ワークショップ」に当たったらしい。スケジュールが結構タイトできつそうだけど、ぜひ頑張ってほしい。今年の開催は宮島。厳島神社の歴史文化を紐解きながらパビリオンを設計する。自分は参加しないけど、チェックリストに書き加えておきたい。
あと少しで6月になる。残り1年弱で修士課程が終了する。
学部4年で卒業論文と卒業設計に取り組んだときは正直きつかった。けれど、何か成し遂げたい気持ちが強かった。学部を卒業し、修士1年になると卒業設計という直近の大きな目標がなくなって、死ぬ気で打ち込む自分はいなくなった。修士2年。このままぬるい生活を送るのは許されない。ほど遠く感じる先輩の論文成果を超え、自分の殻を破り、修士論文を書き上げる。
この世界で生きられるのは一握り。建築で生きていく覚悟を。気持ちを持ち直す。