どんな建築家をめざすのか
5月18日水曜日。
午前、意匠特論で「我々は人間なのか」を読む。知性と本能によって人間は説明ができるという。また集団の記憶によって種が成り立っており、故に帰属意識が生まれるという議論も行った。
正午、島根の建築家安藤さんに相談に乗っていたただく。大事なのは、自分がどういった建築家になるのか。建築家の中でもポジショニングがあり、新建築に掲載されるような人々は才能があるという。公共をやるのか、住宅をやるのか。博士課程に仮に進学するとすれば、学術的なプランディングを行なってやっていくことも考えられる。ただ、やはり博士に入ってしまうと仕事ができない28の人間を雇うことは結構ハードルが高いという。海外経験なら海外プロジェクトのある会社に入ることで関われることもある。研究がしたいのではなく、設計のためのステップアップとして考えるのであれば、リスクは大きいということ。
午後、論文の図版作成。
夜、後輩のコンペ模型とポートフォリオを見る。クオリティ高い。負けてられないなと思った。
再び迷いへ。けれど就活生も苦しい思い。苦しい時こそ、思考は深く鋭く。逃げるな。思考をやめたら試合終了。