増築の歴史 大正昭和平成の生活空間の変遷

5月6日金曜日、5月7日土曜日。

6日午前、ゼミ。菊竹の都市について考える。
午後、親戚に村のこと、家のことについて聞き取り。村の親戚がどこで繋がっていたか全て明らかになった。
夜、焼きそばBBQ。やっぱり外で食べるって開放的でいい。

7日、平面図の復元。当時の建物内地を推定しながら復元図を作っていった。立面起こしをするがこれもなかなか骨が折れた。

この2日間で家の増築の歴史について知る。昔は馬小屋があったらしい。1回目の増築で馬小屋はなくなるが、地面はタタキ、釜戸があり2階は吹き抜け。上部の小屋組は今もススで黒くなっており、排煙窓の跡がある。家のそばには井戸があり、家を出て石畳を歩くと今は暗渠になっている川にたどり着く。そこで洗い物や洗濯を行っていたという。川と井戸と釜戸は民家の標準装備で、3点セットだったのだろう。おそらく、五右衛門風呂も近くにあったんじゃないだろうか。

2階目の増築で、水道電気設備の整った家屋になる。食事の場所は茶の間からリビングへ移動。昭和の生活空間という感じがする。このとき、自分がこの世に誕生していた。

3回目の増築では、リビングがさらに広くなり、寝るための和室も計画。当時作られた主屋から増築の回数を経て、徐々に生活空間が移動していったのだ。

時代と共に家族構成や技術が変化していったのに伴って、生活の場が移り変わっていったのがよくわかった。今を考える大きなヒントになった。

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