信楽焼 土着の賜物登り窯
5月3日火曜日。
午前、信楽の陶芸の森へ「信楽作家市」を見に出かける。はじめ登り窯を見学。傾斜敷地にへばりつくように窯がボコボコ土で作られていた。今と違い、電気を使わずして土地にあるもので焼物を作り上げる技術はやはり迫力がある。窯の内部が魅力的だった。土が繰り返し焼かれることでカチカチの光沢ある質感が出来上がっていた。今、こういう質感を再現するのは難しいんじゃないか。内部に開けられた穴も合理的に設計されている。空気を吹き入れる穴は壁の低い位置に、流れ出る穴は壁の中心部に配置され、熱い空気が上へ上へと流れるようになったいた。土を使って手作業で作り上げた窯。土着の賜物。
器もいろいろ見た。マイご飯茶碗探しの旅。いいのは見つからなかったけど、器についていろいろ考えるきっかけになった。
午後、滋賀県立図書館で米原町上多良の歴史リサーチ。明治時代の絵図がでてきた。どうやら明治の頃から農業を営んできた集落の中のひとつだということがわかった。今も集落の様子は当時とほとんど変わらない。ある意味時間が止まったような場所。
夕方、三井のアウトレットパークで軽く買い物。服ってやっぱり好みのドンピシャはなかなか見つからない。器も服も、自分好みを見つけるのは難しいんだ。
夜、居酒屋で食事。滋賀の地酒と魚料理を味わう。次は地元竜王町の地酒、松の司を味わいたい。